1 爆発レシピ本

1978年にアメリカの料理本『ウーマンズ・デイ・クロッカリ・キュイジーヌ』に掲載されている
キャラメルを使ったスイーツのレシピに重大なミスがあるのを発売された後、本が店頭に並んでから出版社の社員が発見した。

件のレシピには「コンデンスミルクの缶詰を開けずにそのまま電気調理鍋に入れ、高温で4時間温めること」と書いてあったのだ。

このレシピ通りにすれば、缶が爆発するのは火を見るよりも明らかなのだが、その社員は律儀にレシピを実践し、その結果案の定爆発。

社員は「これはマズイ!」と出版社へ報告。

出版社は速やかに書店から本を自主回収し、本を購入した読者には問題のレシピを実践しないようにと呼びかけを行ったのである。

だが、やはり、いくら本に書いてあるからといって缶詰をそのまま調理する非常識な人はいなかったようで、
実際このレシピ本が原因で爆発事故に遭ったというクレームは上がっていない。

 

2 客を罵るビタミン・ウォーター

2013年、カナダのエドモントン在住のブレイク・ローツ(女性)は、
コカ・コーラ社から販売されていたビタミン・ドリンクを飲もうとキャップを取った瞬間、
キャップの裏に印刷してある文字「YOU RETARD」が目に飛び込んできて、非常に不快な気分に陥ったのである。

「RETARD」とは、「バカ」という意味で相手を罵るときに使われる俗語で、知的障害者への侮蔑的な意味合いを含む場合も多い。

ローツには脳性麻痺と自閉症を患う娘がいたため、なおさら強い憤りを感じ、速攻コカ・コーラ社へ抗議の文書を送ったのである。

しかし、コカ・コーラ社側からは「YOUは英語だが、RETARDは「遅い」を意味するだけのフランス語であり、全体として何ら悪い意味は無い」という、
なんとも誠意の無いフザケた返事が帰って来たのである。

だが、そんな言い訳が通るわけもなく、このビタミン・ドリンクは後に全て自主回収されたのである。


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3 爆発するトイレ

トイレで紙を使い過ぎてなかなか水が流れない、あまりにデカイう○こしちゃって水が流れない等々、
トイレを詰まらせてしまい、絶望感に打ちひしがれた経験を誰もがお持ちではないだろうか?

そんな不幸な事態に遭遇せぬよう、1997年~2008年にかけてアメリカとカナダで画期的な便器が販売されていたのをご存じだろうか?

商品名「フラッシュメイト」と呼ばれる便器は、通常の便器と比較し何倍もの強力な水流で汚物などを流すのが特徴で、
ちょっとやそっとでは、詰まる事も無く、スカッと何でも水に流してくれたのである。

しかし、「激流」を実現するために便器内で高められた圧力が便器ごと爆破させてしまったという報告が300件以上に上り、
中には飛んできた便器の破片で怪我をした人もいたという、重大な欠陥があったのである。

その結果、2012年に全面的に回収されてしまったのである…。

 

4 BMWのカーナビ

カーナビの音声は一般的に女性の声が採用されているが、これは、ヒトが胎内にいるときに母親が語りかけるのを聞くことで安心するため
女性の声の方が耳触りが良いと感じるという科学的根拠の裏付けがあるからなのだそうだ。

しかし、これはあくまで「一般的な」話で、中には女性の声が気に入らないという変人がいるのも事実だ。

1990年代後半、ドイツのBMW車を所有する一部の男性が「運転中に女性の声で指図されるのに我慢がならない」という苦情をBMW社にぶつけてきたのだ。

この苦情に対し「カーナビに使われているGPSシステムの設計、プログラミングは全て男性のチームで行っている」と説明し、
納得を促したものの結局受け入れてはもらえなかったため、メーカー側が折れ、
BMW社はカーナビの音声を男性のものにすることを余儀なくされたのである。


5 危険すぎる除菌用ハンドジェル

手軽に除菌できる衛生グッズは時期を問わずオールシーズン一定の需要がある。

その上、比較的容易に製造でき、コストもあまりかからないため、企業にとってはドル箱商品と言える。

しかし、2009年にクレアコンというメーカーが製造・販売した除菌用ハンドジェルは、後にリコールされ、会社に大損害を与えたのである。

それは何故か?

それは、ハンドジェルにバクテリアが含まれていたためであり、除菌するつもりで商品を使用すると、
逆にバクテリアまみれにしてしまうという何ともお粗末な結果になったからである。

それだけではない。

この商品の宣伝文句に「傷口の殺菌にも使用可能」とうたっていたため、
実際に傷口にバクテリアだらけのこのジェルを擦り込むと、最悪の場合外科手術が必要な事態になる可能性もあったとか…。

本当に恐ろしい事である。

6 燃える消火器

1996年~1999年にかけてコルブラ・コーポレーションが開発・販売した消火器「ファイヤー・キャップ」は、
日本で見られる一般的な赤い消火器よりもかなり小型で、出火した所にピンポイントで作用し、速やかに消火可能ということで、
ミシシッピー州のジャクソン市の警察署で使う消火器として正式採用されたのを受けて、その後、アメリカ全土に広まったのである。

しかし「消火器なのに全く消火しない」、それどころか「逆に火の勢いを強める」といった致命的な欠陥が2000年になってから発見された。

欠陥が発見された2000年当時には、既にコルブラ・コーポレーションは倒産していたのだが、
アメリカ全土に普及していた136000個以上のファイヤー・キャップは公的機関によって回収されたため、
幸いこれによる怪我人は出なかったそうだ。


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