人間の眼球と、カメラの構造は似ている。
光を捉えるのが人間の場合であれば網膜であり、カメラであればフィルムかセンサーとなるのである。

人間の眼球は、たんぱく質で構成されており、カメラの場合は、ガラスやプラスチックでできている。
このように、人間の眼とカメラの仕組みは同じようなものなのである。

SF作品では、人間の眼が、性能が高いカメラに置き換わっているという設定がよくある。
現実の世界でも、義眼を、カメラに変えたという人が、とうとう現れた。

 

片方の眼を、超小型カメラに変えた人物。

片方の眼をカメラに変えたのは、カナダに住む43歳のスペンス氏。
アイボーグと自分を呼んでいるそうである。

健康な眼を外してカメラに変えたなら、さらに驚くべきことだが、実は、スペンス氏は、幼少のときに、銃の事故で右目を元々失っていて義眼で暮らしていたのだ。

スペンス氏は、SF作品などにある義眼がカメラになっているという設定を見て、実際に自分の義眼もカメラにしようと思いついたという。
SFに登場する義眼のカメラというと視神経と接続して、脳に直接カメラの映像を送るといった仕組みになっている場合がある。

スペンス氏の場合は、そういった仕組みではない。
あくまで義眼の中に超小型カメラがあるだけなのである。
その超小型カメラの性能が高い。

マイクロ派によってスマホなどにカメラの映像を送ることが可能だ。
ただし、映像は3分ほどしか撮影できない。一時間は続けて撮影できるように開発中とのこと。


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なぜ、3分間しか撮影できないのか。

それは、カメラが発熱してしまうから、3分撮影をしていると、カメラを取り外さないといけなくなってしまうのだ。
スイッチを切ったり入れたりすることもできる。

映像を脳で直接みるわけではない義眼カメラは、どのような利用方法があるのだろうか。
スペンス氏は、インタビューを撮るときに利用しているという。

義眼がカメラになっていれば、通常の撮影機材などが不要になり便利だという。
ドキュメンタリー映像を撮るときに、義眼カメラを利用したそうだ。

スペンス氏の試みは、他の義眼を使用している人に影響を与えるだろう。
もしかしたら、スペンス氏と同じように義眼に超小型カメラを入れたいと考える人もいるかもしれない。
一つ問題点が指摘されている。
それは、プライバシーのことだ。
義眼に超小型カメラがあるということを知らない人の場合、自分が撮影されているとは気づきにくい。
勝手に撮影されることに不快感を示す人もいるのだろう。

こうした義眼に超小型カメラを入れるなど、人体が機械などに置き換わる現象は、これからも続くだろう。
すでに義足の人が、生身の人間のレコードタイムを超えるということも起きているのだ。


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