イスラエルのフェイスプション社が、人の顔を解析して、テロリストや犯罪者、小児愛者などの特性を持つ顔をピックアップできる技術を開発した。
フェイスプション技術という。
防犯を任務としている当局と、すでに契約をしているとのこと。

このフェイスプション技術は、人間が目で見ても分からないような特徴を割り出して、ホワイトカラーの犯罪者などの、その人の特性を判別できるそうだ。

フェイスプション社の最高責任者は、人間の人となりというものはDNAによって決まっており、その特徴が顔に出ていると語る。
つまり、その人が、どういう人かというのは、顔を見れば分かるというわけだ。

フェイスプション技術を使えば、人間では判別できない人の特性を分析可能なのである。
現在も、この技術は機能向上を目指して開発は続けられている。

フェイスプション技術を使えば、人間が他人の第一印象から判断することよりも、ずっと多くのことが分かるということなのだろう。
この技術の精度は、80%とのこと。

15種類の分類指標を使って、人間の顔から、その人の特性を判別するシステムである。

 

倫理上の問題点は指摘されている。

たとえば、この技術によって顔だけで、その人物が殺人者の特性があると推測できたとしても逮捕はできないだろう。

フェイスプション技術は、議論を呼ぶ技術であるといえる。
フェイスプション社によれば、この技術の判定結果というのは公表はされないそうだ。

フェイスプション社と提携している当局が、この技術で得られた情報を利用することで、身に覚えのないごたごたに巻き込まれたりする危険性が考えられる。
フェイスプション社は、当局に、危険性のある人物としてマークする前に、あらゆる情報を集めてから総合的に、その人物を判定するように勧めている。

このような技術は、昔からある人相学に通じるものがあるだろう。
顔認証の研究者は、人相学は、はるか昔に廃れた学問であり、フェイスプション技術による判定に正確性は、あまり期待できないのではないかと述べている。

フェイスプション社は、ある実験を行い、ある程度の結果を出している。
実験とは、ポーカー大会で優勝しそうな候補をピックアップするというものだ。

このポーカー大会には50人の参加者がいた。
その50人と、プロのポーカー選手の顔とを比較分析した。

そして、4人の優勝候補者を選出した。
4人の優勝候補者を予測したわけだが、そのうち2人が、3人いた決勝戦進出者の中にいたのだ。

こうした技術の他にも、恋していることが客観的なデータにより分かるというシステムをスペインの研究者が開発した。
サーモグラフィックカメラを使用するシステムだ。

コンピュータによる予測や判別システムというのは、時として、意外なデータを元に判断している場合がある。
犬と狼の判別をコンピュータにさせるという実験がされた。

写真に写っているのは犬か狼かをコンピュータが判断するというものだった。


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結果は、パーフェクトであった。

しかし、この判別システムの要となったデータは、写真に雪が写っているかいないかということだったのだ。
狼の写った写真には雪も写っていたが、犬の写真には雪が写っていなかったのだ。

このように、意外な根拠によってコンピュータが判断を下すということがあるのだ。
コンピュータは、サンプル数が少なかったり、古いデータばかりだったりすると、判別システムの精度は落ちることになるだろう。

現段階では、人間が、うまくサンプルをそろえないといけないのである。
それでも、人工知能や機械学習の技術は、日々発展しており、ときに私たちを、びっくりさせるような出来事も起こっている。

人の顔によって、その人の特性を判別するフェイスプション技術のようなのは、これからも精度が上がっていくのだろう。
複数の種類のデータを取得することで、システムの精度は上がっていくものと思われる。

私たちが街を歩いていると、設置されている監視カメラで顔のデータを勝手に解析されて、この人物は、結婚していないとか、不満を感じているとかなど判別されてしまうのかもしれない。

「顔に書いてある。」という言葉があるが、まさに、そのとおりになってしまう未来が来てしまうだろうか。


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