地球以外で、生命体がいる可能性が高い惑星のことを、「ハビタブル惑星」という。
この「ハビタブル惑星」が、どうやら発見されたようなのだ。
場所は、水瓶座方面へ40光年進んだところにある恒星系。
このエリアに、地球と同じような大きさの惑星が3つ発見されたのだ。
科学誌ネイチャーで発表された。
この3つの惑星のうちの一つが、生命体が生存できそうであると期待されている。

 

「ハビタブル惑星」という言葉以外にも、「ハビタブルゾーン」というのがある。
「ハビタブルゾーン」は、地球人類が移住できそうであり、その宇宙の領域では、生命が生まれ進化していくことができるだろうと予想されるゾーンのことである。
今回発見された「ハビタブル惑星」は、遠い未来の人類の移住する惑星となるかもしれない。
では、発見された「ハビタブル惑星」は、どういう星なのだろうか。
どうやら木星と、その衛星との関係に近いらしい。
発見された3つの惑星の中心にあるのはTrappist-1という矮星である。
この領域では、今まで、Trappist-1のような矮星は発見されていなかった。
この矮星と惑星の距離は、生命体が存在するには、ちょうどよいところに位置している。
太陽の役割をしているのが、この矮星なのだが、表面温度は太陽の半分ほどしかない。
大きさは、太陽よりも、かなり小さく、質量は太陽の8%。
それでも、木星よりは大きい。
恒星のなかでは、かなり暗い部類に入る。地球から家庭用の望遠鏡で観察しても見えないだろう。


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実は、明るい恒星の周囲よりも、Trappist-1のような暗い星の周囲を調査するほうが、ハビタブル惑星の生命体を探し出しやすい。
明るすぎると、その明るさが調査の邪魔になってしまうのだ。
今回の「ハビタブル惑星」を発見したのは、ベルギー・リエージュ大学の研究チームである。
研究チームは、ラ・シヤ天文台の望遠鏡を使って観測を行っている。
Trappist-1と3つの惑星は、地球と太陽の距離よりも、かなり近い場所にあり、木星と、その衛星の配置に似たものがあるそうだ。
研究チームは、調査を進めるために、より高性能な機器を用いての調査を考えている。
今までの天文学では、主に、明るい恒星の周りを研究していたが、ベルギー・リエージュ大学の研究チームは、暗い矮星の周りをメインに調査することにした。

 


調査が進められ、3つのうち2つの惑星の公転周期が判明した。
1.5日と2.4日である。
あと1つの惑星の公転周期は、まだ、はっきりとはわかっていない。
恒星の明るさが変わる様子を観測したのだ。
決まった周期で、日食という現象と似たような、恒星からの光が途絶える現象があることを発見。
赤外線を調べることができる望遠鏡で調査は続けられた。
惑星には、常に昼の面と夜の面があるらしい。
つまり、光を放つ矮星に、惑星は、いつも同じ側を向けている状態になっているわけだ。
追加調査で、大気の成分や、メタンや水の存在を調べるとのこと。

 

地球から近いと言われる、このハビタブル惑星だが、あくまで天文学的に「近い」という話しであって、私たちの距離感からすれば、想像もできないほどの遠さなのである。
実際の距離は、約380兆km。
これが、どれぐらいの距離なのか、想像しにくいだろう。
ただ、果てしなく遠いだろうし、そんなにすぐには到達できないだろう距離ということぐらいしか分からない。
はたして、地球以外の星で、生命体は発見できるのだろうか。
宇宙の謎が、これからも、どんどんと解明されていくことを期待したい。


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