エリンギ。よくスーパーで見かけますよね。
はるか昔からあるものだと思っていましたが、登場してから20年ほどしか経っていない、実は、新しいキノコなのです。
大量に栽培することができるようになって、どこのスーパーでも置かれるようになっていきました。
日本には天然エリンギというのは存在しません。1990年代に登場しています。
食べてみると、すごく歯ごたえがあり、その食感だけでも楽しめます。
ですが、香りは、いまひとつ。
エリンギに、味を染み込ませたり、なんらかの味付けをしてから食べます。
エリンギを料理に使うなら、例えばカレーに入れてみたり、そのまま焼いてみたり、たれとかソースで炒めてみたりと、幅広く利用できます。

 

このごく普通のキノコ「エリンギ」に、とんでもない効果が!

アフリカには、原虫「トリパノソーマ」が原因となっている睡眠病という病気があります。
この睡眠病の治療にエリンギが役立っているというのです。
具体的には、エリンギに含まれている特殊なたんぱく質が、睡眠病の原因となっている原虫と結合するため、診断に利用できるということなんです。
さらに、エリンギに由来する「エリリシンA」というのがあり、睡眠病の治療に使えるかもしれないそうだ。

 

睡眠病とは?

アフリカ各国で蔓延している病気。
中枢神経系がやられて、まるで寝ているような状態に陥り、末期には、昏睡状態になり死亡してしまう病気。
睡眠病という名前から想像されるよりも、ずっと深刻な病気だ。
人にも動物にも感染する。
睡眠病を引き起こす原虫「トリパノソーマ」は、ハエが媒介している。
特効薬はないとされており、エリンギが少しでも役立つことを願うのみだ。
この睡眠病によって、アフリカ諸国では、年間数万人もの人が亡くなっている。


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シマウマの、あの体の模様って実は…

シマウマの、あの独特の縞模様。
なぜ、ああいう模様になったのか。
それは、動物にも感染する睡眠病にならないようにするためではないかと言われている。
アフリカに生息する、他のウマよりもシマウマは、睡眠病になりにくいらしい。
シマウマは、このシマの模様があるおかげで、睡眠病を媒介する吸血バエが近寄ってこないのではないかと推測されている。

 

睡眠病の治療に役立つエリンギは日々進化しています。

品種改良によって、胞子が出ない無胞子性のものが登場している。
胞子が、たくさん飛び散ると、育てている場所が汚くなってしまったり、育てている人が、呼吸器疾患になってしまうという問題があることが指摘されてきた。
エリンギは、食べられるキノコのなかでも、胞子が、たくさん出る種なのである。
さらに、無胞子性の獲得だけでなく、ニオイが抑えられたエリンギというアイディアもある。
また、医療で使用するための原料用のエリンギも生産が考えられている。


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